先日、別府鉄道土山線の廃線跡の現状を見に行ってきましたので簡単に報告致します。
別府鉄道は土山線・土山~別府港(4.0km)と野口線・野口~別府港(3.6km)を有した鉄道で、
国鉄貨物輸送の合理化の煽りを受け、両線とも昭和59(1984)年2月1日に廃止となりました。
今回はその土山線の廃線跡を別府港から土山に向けて踏破しました。
まず山陽電鉄本線の別府駅を降り立ち、南の方へ行ってみます。
別府港駅跡付近

別府鉄道自体はタクシー会社として盛業中。
駅跡はこの周辺らしい。
機関区跡はショッピングセンターの駐車場と化したようです。
山陽電鉄との交差

カーブした道路が山陽電鉄との交差のところだけ狭くなっています。
続けて山陽新幹線とも交差します。
廃線跡は道路の敷地に転用され、「鉄道用地」の面影は何もありません。
さらに途中から上下2車線・歩道一部完備の立派な道路になってしまいます。
明姫幹線の交差点をぬけ、(中野駅の跡が、よく解らない…)川崎重工の工場が近づいてくると

道路沿い(廃線跡)の畑に貨車の廃車体が現れます。
別府鉄道に在籍したワ124ですね。(画像は再掲)
さらに歩を進めます。

平凡な道路風景が続きます。
そして「大中遺跡公園」にたどり着くと、廃線跡は「であいのみち」という遊歩道になります。

ここから「であいの道」が始まり…
右の白い建物は「播磨町郷土資料館」で、その裏手に

別府鉄道のDC302とハフ5の2両が保存・展示されています。(画像は再掲)
「であいの道」に戻って、「大中遺跡公園」を抜けると

喜瀬川の橋梁に。
土山側から別府港方向を見ます。
橋は吊り橋状の物に架け替えられ、土山側の橋台はこの画像の撮影場所付近と思われます。
さらに「であいの道」は続き…

街中の様相になっていきます。
マンションが現れ、右にカーブしていくと

JR山陽本線土山駅にたどり着きます。
現在土山駅は橋上駅舎に生まれ変わりかつての面影はありません。
別府鉄道土山駅は、橋上駅舎の手前側に有りました。
撮影H23.10.29
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2011/11/03(木) 23:59:12|
- 廃線跡・保存車両等
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