名鉄キハ10形は閑散線区の合理化を目的として、富士重工業製のLE-CarⅡの試験結果を
フィードバックし作られた12m級1軸台車のレールバス。
昭和59(1984)年にキハ11~キハ13までの3両が八百津線に投入。
車内はロングシートで非冷房でした。
翌、昭和60(1985)年には広見線御嵩方面、三河線西中金~猿投間にも運用区間が拡大され、
キハ14~キハ16までの3両が冷房付きで増備。
増備車は冷房ダクトを設置した関係で、初期車と側窓配置が異なります。
冷房車の均等化配置のため、広見・八百津線がキハ11・13・15、三河線がキハ12・14・16と配置。
バス用部品を多用していたため老朽化が速く、平成7(1995)年には廃車となり、キハ15・16の
2両のみ くりはら田園鉄道に譲渡されました。
撮影:H2.5.3
名鉄三河線 西中金 (キハ14+キハ21)
名鉄キハ10形
製造年:昭和59(1984)年
廃車:平成5(1995)年
製造数:6両
台車:FU-30D/FU-30T
機関出力:180PS×1(PE-6H)
製造所:富士重工業
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/29(金) 22:11:26|
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紀州鉄道キハ605は、もともとは常磐炭礦キハ21。
常磐炭礦キハ21は昭和27(1952)年宇都宮車輛製の機械式ディーゼルカー。
(現車は昭和26(1951)年には完成)
車体長12mあまりのオールロングシートの半鋼製小型車。
常磐炭礦では職員輸送に使われ、昭和34(1959)年に岡山臨港鉄道に譲渡。
岡山臨港鉄道では一部車体に改造が加えられキハ1003と改番。小型車の為終始予備車とされました。
昭和59(1984)年の岡山臨港鉄道廃線により翌年、紀州鉄道に入線。
昭和62(1987)年にワンマン化・車体塗色の変更が行われキハ605と改番。
紀州鉄道でも終始予備車となり一度も営業運転されることは無かったようです。
その後平成12(2000)年に廃車となり、ふるさと鉄道保存協会に譲渡されて有田鉄道金屋口駅構内に保存。
現在、現車は氷見線伏木ヤードに留置されているそうです。
撮影:H1.8.14 紀州鉄道 紀伊御坊
紀州鉄道キハ1000形 キハ605
製造年:昭和27(1952)年
譲渡年:昭和60(1985)年
廃車:平成12(2000)年
台車:TR26
機関出力:96.1PS×1(DA55)
製造所:宇都宮車輛
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- 2020/05/25(月) 21:31:31|
- 地方私鉄
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今月発売の鉄道ファン誌を簡単に紹介します。
最近は、不定期で購入しているので久しぶりの御紹介。
特集:JR車両ファイル2020
特集は年に一回の恒例の特集記事。
この1年のJR各社の車両の動きをまとめたもの。
鉄道ファン誌らしい特集ですがお目当ては別冊付録だったり。
目に付いた記事は、連載の「西武鉄道20m3扉車の系譜」の701・801系高性能化
改造車編と、「30年前の鉄道風景 国鉄・JR転換線探訪」のいすみ鉄道。
REPORT記事では「阪急6300系変遷記」が良い感じ。
別冊付録として「JR旅客会社の車両配置表/車両のデータバンク」が付きます。
特別定価¥1250(本体¥1136)でした。
テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/21(木) 21:09:42|
- 書籍
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西鉄700形は昭和47(1972)年に4要両製造された19m級両開き3扉ロングシートの通勤車。
車体は600形を踏襲していますが、1M方式の600形と違い2両電動車ユニット方式で中間車
を配した4両固定編成。大牟田方から ク701 - モ702 - モ703 - ク704 と組みます。
後に登場した5000形の試作車的な意味合いが強く、4両1本で製造終了。
登場後すぐに冷房改造が行われ、その後600形と同じく塗装変更、前面の改造、方向幕の
設置等が行われました。
平成18(2006)年に3000形に置き換えられ廃車されました。
撮影:H5.7.31 西鉄大牟田線 久留米
製造年:昭和47(1972)年
廃車:平成18(2006)年
製造数:4両
台車:KW7/KW8
主電動機出力:135kW×4
製造所:川崎重工業
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- 2020/05/20(水) 21:41:23|
- 大手私鉄
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」が継続されるも
休業要請の緩和により5/16(土)より営業を再開した日本橋のSKLへ。
およそ2ヶ月振りのお買い物。
トミーテックの鉄コレ動力ユニットTM-10R(16級A)を一つ、鉄コレ走行用パーツセット
TT-04Rを2個、TOMIXのパーツJC6323密連形TNカプラー(SP・黒・電連2段付)を4個、
マイクロエースの新製品「南海7100系 めでたいでんしゃ(なな) 2両セット」を購入。
やはり店内もお客さんの姿は少なく、日本橋界隈の人出もやや少ない感じ。
帰りは近鉄日本橋駅より阪神1000系充当の普通に乗車で地元まで帰着。
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- 2020/05/19(火) 23:13:15|
- お買物日記
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近鉄では海遊館が開業 30 周年を迎えることを記念し、令和2(2020)年 4月 3 日(金)より、
ラッピング列車「海遊館トレイン」を運行しています。
運行期間は1年を予定。
対象編成は5800系5803F。
先日、乗車することができましたので簡単に画像を貼り付けておきます。
阪神尼崎駅、入線前。

車内のドア周りの装飾

イソギンチャクをイメージした車内吊り

撮影 R2.4.22 阪神尼崎
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- 2020/05/08(金) 20:37:48|
- 近鉄
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H10.5.1 東関屋
新潟交通モワ51は昭和8(1933)年に製造された電動貨車です。
当初より当線の貨物輸送量は多くは見積もっておらず電気機関車ではなく
当車が新造されました。車体長は11.6mの小型車。
長年、貨車牽引はもちろん除雪車の推進運転の動力車としても活躍。
昭和57(1982)年の貨物輸送廃止後は専らキ116の相棒として東関屋にて待機。
平成4(1992)年の白山前~東関屋間の併用軌道区間の廃止により、前面の排障器は撤去。
平成11(1999)年4月5日の全線廃止まで在籍。
現在、旧月潟駅構内にて静態保存されています。

H10.5.1 東関屋
モワ51形 モワ51
製造年:昭和8(1933)年
廃車:平成11(1999)年
台車:D14
主電動機出力:75kW×4
製造所:日本車輛東京支店
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- 2020/05/07(木) 20:37:32|
- 地方私鉄
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H10.10.31 東関屋
新潟交通キ100形キ116は昭和7(1932)年、鉄道省大宮工場製の鋼製2軸ボギー雪搔車。
新潟交通には昭和43(1968)年に入線。国鉄時代の番号のまま使用。
除雪時には電動貨車モワ51に推進されて使用されるため制御機器の取り付け改造を施行。
平成11(1999)年4月5日の全線廃止まで在籍。
現在、旧月潟駅構内にて静態保存されています。
東関屋にて他車と並ぶキ116

H10.5.1 東関屋
キ100形 キ116
製造年:昭和7(1932)年
譲渡年:昭和43(1968)年
廃車:平成11(1999)年
製造所:鉄道省大宮工場
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- 2020/05/06(水) 23:32:37|
- 地方私鉄
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H10.11.1 村松
蒲原鉄道モハ41は昭和29(1954)年、モハ13の改造名義で竣工。
車体はモハ31と同様の物を新製。但し車内はオールクロスシートとされました。
実際はモ1(旧デ2)の主要機器をモハ13へ、モハ13の主要機器をモハ41へと玉突き式に機器を転用。
モハ13はモ1の改造名義でモハ51に改番。モ1は事実上廃車となりました。
昭和38(1963)年の修繕工事で、車体の延長・3扉化、間接非自動制御化改造が行われ、
車内はロングシート化されました。
昭和53(1978)年にはワンマン化工事を施行。
平成11(1999)年10月4日の蒲原鉄道全線廃止時まで在籍。
登場時から廃線までモハ31と共に主力車両として活躍しました。
廃車後、五泉市総合会館にて静態保存されているようです。

H11.9.4 村松
モハ41形 モハ41
製造(改造)年:昭和29(1954)年
廃車:平成11(1999)年
台車:東洋鋳鋼組立式ペンシルバニア型軸ばね台車
主電動機出力:63.4kW×2
製造所:東京電機工業
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- 2020/05/05(火) 20:29:50|
- 地方私鉄
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H10.11.2 今泉~村松
蒲原鉄道モハ31は昭和27(1952)年、デ1形1の改造名義で竣工。
実際は台車強度の問題等でデ101の台車を流用、車体は新製。
15級2扉の半鋼製車で両運転台車、車内はロングシート。
前面2枚窓の非貫通スタイル。
昭和37(1962)年の修繕工事で、間接非自動制御化改造が行われる。
昭和53(1978)年にはワンマン化工事を施行。
平成11(1999)年10月4日の蒲原鉄道全線廃止時まで在籍。
登場時から廃線まで主力車両として活躍しました。

H10.11.2 今泉~村松
村松魚パーク玉泉の広告塗装時の姿

H4.3.20 村松
モハ31形 モハ31
製造(改造)年:昭和27(1952)年
廃車:平成11(1999)年
台車:BW-78-25A
主電動機出力:63.4kW×2
製造所:東京電機工業
テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/05/04(月) 19:51:07|
- 地方私鉄
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