
H2.8.25 田原本線 大輪田 (823F ステンレス帯撤去後)
近鉄820系は800系の増備・及び短編成向けとして昭和36(1961)年に登場。
Mc+Tcの2連で翌年にかけて合計8編成が落成。
車体は18.5m、車体幅2450mmで2扉ながらラッシュ時対策として、1450mm開口の両開き扉を採用。
前面は貫通扉付きで、前照灯はシールドビーム2灯。車内はロングシート。
外部塗装は800系と同じくマルーンレッドで、窓下にステンレスの細帯を巻く。
登場時は奈良線料金不要の特急に使用されるとともに、奈良電(現京都線)橿原線でも活躍。
昭和39(1964)年の新生駒トンネルの開通に伴う奈良線車両限界拡大後は京都・橿原線が主な
活躍場所となり、丹波橋経由の京阪乗り入れ運用にも供されました。
昇圧を経て、昭和47(1972)年の橿原線車両限界拡大後は生駒線・田原本線運用が主となる。
昭和59(1984)年には伊賀線近代化の為、825F~828Fの編成が狭軌化・860系に改番のうえ転属。
田原本線の急曲線の緩和工事完成後の平成5(1993)年に821・823・824Fの3編成が860系に改造され
伊賀線に転出。822Fはその直前に廃車となっていたため、形式消滅しました。
800系806Fと4連を組んで運用される822F。(窓下のステンレス帯が塗りつぶされている。)

H2.8.25 田原本線 大輪田~佐味田川
旧塗装時代生駒線南生駒駅に到着する822F。(窓下のステンレス帯が塗りつぶされている。)

S59.2.13 生駒線 南生駒
西田原本駅留置の821F

S63.5.2 田原本線 西田原本
製造初年:昭和36(1961)年
形式消滅:平成5(1993)年
製造数:16両
台車:KD20B/KD20C
主電動機出力:125kW×4(昇圧後)
製造所:近畿車輛
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テーマ:鉄道 - ジャンル:趣味・実用
- 2020/07/08(水) 21:48:46|
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