国鉄時代の末期、竜華機関区にはEF15形・EF58形・ED60形が配置されていましたが
老朽置き換え用としてEF60形が転入することとなりました。
まずは昭和60(1985)年4月頃に沼津区から84・85・91・92号機の4機が転入。
同年8月頃よりED60形の検査切れを待って順次使用開始。
また90号機が岡山区より転入。そのため91号機は一度も運用に入ることなく
昭和61.2.18付で高崎二区に転出したようです。
EF60 92号機

竜華区のEF60形0番台はすべて4次量産車。
「ブレスレール 竜華鉄道フェア」での展示風景。(再掲) S61.11.23
昭和61年2月~3月にかけて、今度は高崎二区からEF60形500番台が8機(503~508・511・512号機)
転入してきました。
(2.26付:503~505号機、2.28付:508・511・512号機、3.9付:506号機、3.10付:507号機)
これら500番台は阪和線貨物列車の他、紀勢本線客車列車にも活躍。
EF60 503号機

「ゆうゆうサロン岡山」を牽引して阪和貨物線を行く。 S61.7.14 阪和線貨物線
EF60 505号機

臨時急行「きのくに」51号の先頭に立つ。 S61.8.15 紀勢本線 湯浅~藤並
EF60 508号機

新宮行普通列車(126レ) S61.8.15 紀勢本線 湯浅~藤並
EF60 511号機

阪和線貨物線を行く S61.7.14 阪和線貨物線
EF60 503号機とEF60 512号機

512号機は後期型でヘッドライトが当初よりシールドビーム2灯で車体形状が異なります。
「ブレスレール 竜華鉄道フェア」での展示風景。(再掲) S61.11.23
昭和61年11月のダイヤ改正で阪和線の貨物列車と紀勢本線の機関車牽引の客車列車の
廃止で、これらEF60形は引退し竜華機関区もなくなってしまいました。
参考文献:鉄道ファン各号
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- 2022/08/17(水) 00:10:51|
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