“宮脇俊三”
いわずと知れた鉄道紀行作家の第一人者で、そのジャンルを開拓したパイオニア的存在。
その“宮脇俊三”氏の作品について、また“宮脇俊三”という存在について語られたムックです。執筆者は、作家、エッセイスト、写真家などのみなさん。各作品の思い入れや感想、また生前の宮脇氏の思い出などが語られています。
写真もたくさん載っており、見ていて楽しいのですが、正直どう読んでいけばよいか悩む面も…。
さて、モ8617が最初に出会った宮脇作品は「最長片道切符の旅」でした。その時の衝撃はすごかったですね。「世の中にこんなことをする人がいるのか!」ということと、文章を読み進めるだけで、その情景が目の前に浮かんでくるような心地よさ!
今でも、「最長片道切符の旅」は時々手にとって斜め読みしますね。
さて突然ですが、モ8617が選ぶ宮脇作品Best3を発表したいと思います。
1位 最長片道切符の旅2位 時刻表2万キロ3位 時刻表昭和史やはり一番最初に読んだ作品のインパクトが強くこの作品が1位ですね。
2位の「時刻表2万キロ」は宮脇氏の処女作になりますが、世間に影響を与えた点では、最高の作品です。
3位は渋い一品の「時刻表昭和史」。氏の小学生ごろから終戦までの自分史ながら鉄道のことがらが詳しく描写されており、しだいに戦争の影が支配してくるさまもありありと描かれています。
以上、3作品とも初期の作品で若く力強い筆運びが感じられる作品でもあります。
特に、若い鉄道ファンの方には3位ながら「時刻表昭和史」を読んでもらいたいですね。今では、その後も語られた「増補版 時刻表昭和史」が刊行されています。
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テーマ:趣味と日記 - ジャンル:趣味・実用
- 2007/01/26(金) 23:50:10|
- 書籍
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| トラックバック:3
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| コメント:7
私も、宮脇氏の本と初めて出会った時はすごいと思いましたね。
私の記憶では、モ8617さんと逆で、最初は「時刻表2万キロ」を読んだようです。
その次が「最長片道切符の旅」だったような???
社会人になってからは、宮脇氏のような一人旅に憧れて、土日の休日に旅に出てました。
今の私の鉄道旅の基礎は宮脇氏の本の影響が大きいですね。
今も旅に出るときは、宮脇氏の本(文庫本)を持って出る事が多いですね。
何回読んでも飽きませんから。
明日、この本買おうかな。宮脇俊三ファンとしては。
- URL |
- 2007/01/27(土) 20:55:54 |
- 幹事長 #-
- [ 編集]
幹事長さん、いらっしゃいませ!
実は、最初に「最長片道切符の旅」を読み、そのあとに「時刻表2万キロ」を読んだのですが、「時刻表2万キロ」ではなぜか読みにくい感じがしました。(言葉では表現できませんが、なにかひっかかりが…)
今、読み返してみるとそういう感覚はないのですが。
今回のムックは記事内にもありますが、写真がたくさん使われているのは良いのですが、個人的には60点くらいかな?
- URL |
- 2007/01/28(日) 00:01:15 |
- モ8617 #-
- [ 編集]
残念ながら宮脇氏の著作を所持していません。あ、JTBブックスの「廃線跡シリーズ」はあるか。
宮脇氏と比較されるのに種村直樹氏がいますね。私は種村氏に影響を受けた方です。種村氏の行動すべてを評価する訳ではないですが、基礎にはなりました。
一度、宮脇氏の著書も手にしようかと思います。
- URL |
- 2007/01/28(日) 09:13:11 |
- 追手気堀 #-
- [ 編集]
追手気堀さん、いらっしゃいませ!
実は、モ8617は宮脇氏の作品よりも種村氏の著作のほうが早くに出会っているのです。
ただ、実感としては宮脇作品=鉄道旅行記、種村作品=鉄道ルポといった感じです。(あくまで個人的にはですが)
宮脇作品を初めて読まれるのなら、記事中の「時刻表2万キロ」か、「最長片道切符の旅」が鉄道ファンの方には良いかと。いずれも昭和50年代前半の内容ですが、楽しめるかと思います。
- URL |
- 2007/01/28(日) 22:26:37 |
- モ8617 #-
- [ 編集]
毎度です。
みなさん結構と言うよりやっぱり鉄道関連書籍は、読まれていますね。
一応、私も宮脇さんとか種村さんの本は読んだことがありますが、私的には矢野直美さん
ですかね。データや数値でうんぬんでは無く、素直に感じた事を伝えてる、そんなところが
良いですね、この辺は女性ならではの感性かもしれませんが・・・。
- URL |
- 2007/01/28(日) 22:41:24 |
- 暇3 #-
- [ 編集]
何冊か実家にあったと思うのですが、あっしの模型のほとんどとともに確か、4畳半の部屋の押入れに。
もう十数年見てない。腐ってるかも・・・白骨化!!警察呼ばなきゃ。
- URL |
- 2007/01/29(月) 19:10:21 |
- とっとこハムオーナ #-
- [ 編集]
暇3さん、いらっしゃいませ!
矢野直美さん…いいですね!
北海道を拠点に活動されている写真家さんですね。
あっしは1冊しか著作を持っていません。「鉄子の旅」にもゲストで出てらっしゃいましたな。
とっとこハムオーナさん、いらっしゃいませ!
警察呼ばなきゃ。>呼んで下さい。呼べれば(ヲイ
とっとこハムオーナさんも本を読まれるのですね。初めて知りました。(さらにヲイ
久しぶりに読むのもなかなか良いと思いますヨ。
- URL |
- 2007/01/29(月) 22:27:08 |
- モ8617 #-
- [ 編集]
時刻表2万キロ『時刻表2万キロ』(じこくひょう2まんキロ)は、紀行作家宮脇俊三のデビュー作。1978年河出書房新社より刊行。同年の日本ノンフィクション賞受賞。鉄道を主題とした紀行|紀行文としては屈指の名作と言われている。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}Q
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- 日本の文学・小説集め
時刻表2万キロ『時刻表2万キロ』(じこくひょう2まんキロ)は、紀行作家宮脇俊三(1926年 - 2003年)のデビュー作。1978年河出書房新社より刊行。同年の日本ノンフィクション賞受賞。鉄道を主題とした紀行|紀行文としては屈指の名作と言われている。中央公論社の役員であっ
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